HOME > お知らせ > 帯状疱疹の予防接種について

令和7年4月1日より、帯状疱疹ワクチンが一部公費で負担する定期接種となりました。個人の疾病予防のために行うため、義務ではなく任意の接種となりますが公費で負担してくれるので今までよりも安価に接種することができるようになりました。

★公費(補助してくれる金額)は、各市町村によって異なりますので事前に確認をしてみてください。

【接種対象者】
  1,令和7年度中に、65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳を迎える方
  2,接種日において60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に日常生活
  がほとんど不可能な程度の障害を有する方(事前に茅野市健康づくり推進課に問合せて予診票を発
  行していただいてください)

【接種費用】*表示の金額から、各市町村からの公費助成が行われます。(差額は自己負担となります)

①生ワクチン:乾燥弱毒生水痘ワクチン

接種方法              皮下接種

接種回数              1回

接種費用              8,360円

➁不活化ワクチン:乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)

接種方法              筋肉内接種

接種回数              2回

接種費用              44,000円(2回接種の合計)

★池田医院では公費による帯状疱疹の予防接種をお受けできますが、事前にワクチンの準備をしますのでご予約のお電話をお願いいたします(0266-73-0555)

【帯状疱疹とは?】

 帯状疱疹の症状には個人差がありますが、多くは、はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こります。痛みは、皮膚の違和感やかゆみ、しびれとして感じる程度から、ピリピリ、ズキズキ、チクチク、針で刺されたような痛みや、焼けるような痛みまで様々です。その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れ、徐々に痛みが強くなり、眠れないほど痛むこともあります。強い痛みや皮膚の症状は、主に体の左右のどちらかにみられ、3~4週間ほど続きます。重症化すると入院治療が必要になる場合もあります。

【帯状疱疹の原因は水ぼうそうと同じウイルスです】

帯状疱疹は、体内の水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症します。
主に子どもの頃に、このウイルスにはじめて感染すると、水ぼうそうを発症します。そして、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは脊髄から出る神経節という部位に潜んでいます。普段は体の免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため発症することはありませんが、免疫力が低下するとウイルスは再び活動、増殖しはじめます。そして、ウイルスは神経の流れに沿って神経節から皮膚へと移動し、帯状に痛みや発疹(ほっしん)が出る帯状疱疹を発症します。